土地利用の事例及び提案例

住宅建築事例(耐久性及びスマートハウス)(自邸)

 敷地を含む全体の基本的方針は、安全で安心であること。具体には、1として、隣地に配慮した配置やデザインとすること。2として、地震、台風などに強い耐久性のある建築物であること。3として、省エネルギー性能を(太陽光発電等)を有すること。

 特に「人工と自然との共生」を大切にして、庭園は、縁起が良いと言われている竹(大名竹)や南天、万両など花の乏しい冬を意識し、芝生、板塀、レンガ、ウッドデッキなどで構成させている。

また、春夏秋冬を自邸で感じられるように、落葉樹であるモミジ、エゴノキ、ハギを、また所々にアイビーの鉢植えを配置している。

自邸を南東側より撮影

鉄筋コンクリート造の家

 位置は、JR木更津駅東口より、東方向に向かって徒歩20分、途中、市営太田山公園を経て、市立太田中学校の西側である。

 土地区画整理事業前の地形及び植生は、クヌギ、ナラなどの落葉広葉樹主体の里山と田畑であったが、昭和40年ごろ整備され、現在は、ひな壇式で南に緩やかに傾斜し、陽当たり、排水良好な宅地である。

 道路は、8mの市道が東側にあり、排水施設、公共下水道(汚水)が整備されている。

・建築概要

・主要用途   長屋(2世帯住宅)

・延べ面積   166.95㎡(1階85.05㎡  2階81.90㎡)

・階数及び構造 打ち放しRC(鉄筋コンクリート)2階建(壁式構造)

・施工期間   平成14年2月から9月(8カ月間)屋上部は、太陽光発電用パネル28枚設置

・施工業者   (㈱)竜場工務店 工事監理者 秋山晴夫

・設計・監理  山田 茂    緒形 茂(デザインアドバイザー)

左:居間から厨房を撮影(2階)  中央:居間(3畳和室)    右:居間より庭園を撮影

住宅建築事例(長期優良住宅)(A邸)

家族の結晶

耐震等級3および省エネルギーの家

 建築地区は、千葉県富津市街地にあり、小学校を中心としたコミュニティの中心とした場所で、敷地に接する公共施設は、市道道路(6.0m)や排水施設も完備されていた。

 施主は、若い夫婦で、子育て中でもあり、国の制度である「こども支援事業」の補助採択を得て建設された。また、この支援事業の採択要件である「長期優良住宅」技術基準である耐震等級3および省エネルギー性能の高い認定を千葉県からも得ている。

 長期優良住宅は、国等が普及を進める住宅の最高峰に位置しており、今後も期待されているのが、現状である。

 


建築提案例   有料高齢者施設(介護福祉施設)
(仮称 うるおいの里(セラピーホーム)
 

 人間誰でも、生老病死は、避けることできない宿命であり、生物としての進化の歴史でもある。特に我々は、両親から唯一無二の生命を与えられ、、しかも受け入れ、かつ自己責任において、全うすることを運命づけられている。

 特に最近話題となっているがんや認知症などは、個人や家族の夢や希望を失わさせ、地域社会の問題ともなっている。高齢化などによつて施設介護や在宅介護の増加傾向は、このことを表しているのである。

 そこで、誰でもやがて訪れる老後をいかに快適に過ごし、しかも介護が必要不可欠であるならば、少しでも介護(してもらう側とする側)環境をより良く整備できるのか、検討してみたい。

斜面地に立地するビューハウス(模型)

前提条件の整理と提案

 1として、

   少子高齢化社会に対応すること。(現在の社会状況は、確実にこの方向に向かっていて、近いうちに高齢化は、3人に1人と言われている。)

 2として、

    大都市のように高密度の地域であれば、高層化などをして、ある程度の受け入れ人数を増加させる対策も必要であるが、地方などの自然環境豊かな土地柄であれば、在宅介護も含めて少人数のしかも独立した一戸建ても可能であること。(1と関連するが、国や自治体などは、できるだけ在宅の介護等の比率を高めたいと考えている。)

 3として、

 これらの要望や要請に対応するためには、地域社会の福祉や医療などとの連携は勿論、医師や看護士、介護士、一方では、介護者本人や家族やそれを支援するNPOを含めて、新たな時代の要請に応えたまちづくり、空間づくりが必要である。

 ここでは、建築・空間づくりとして仮称「うるおいの里」建設計画を検討する。

  最初の検討は、この施設が特殊建築物であって、一般の住宅ではないことである。

  都市計画法や建築基準法、景観法、農地法などでは、さまざまな規制や誘導基準が定められているため、立地選定は、慎重に行う必要がある。まず行政の許可等が可能かどうか、ということである。しかも最も重要なのが、地元(市などの行政や町内会、土地改良区など)意見の反映としての地元同意である。

  地元や地域社会の意見は、立地そのものを反故にする場合が多い。このことを解決できれば、より立地の可能性が高いもとなる。特に迷惑施設(ゴミ焼却場)と言われている建築物などは、総論賛成、各論反対など難しい課題を抱えているのが現状である。

 次に接続道路の幅員や地区外排水、給水施設が可能か、などの課題がある。建物の間取りなどの個々具体的な技術基準は、先ほどの周辺の状況の可能性と共に並行して、建築物個々のデザインを検討していくこととなる。

 特に福祉や介護、医療関係には、特別な整備水準(福祉条例など)がありユニバーサルデザイン(誰でも共通している)としての思想が採用されている場合が多い。

 具体には、手すりの設置、段差解消、車椅子対応、昇降機設置など、各間取りや各部屋の大きさ、動線処理などである。

 そして、最後に繰り返しになるが、最も重要で大切なものは、立地する施設が地元や地域社会に必要とされ、かつ貢献され続けていける施設なのか、である。

 介護する側もされる側も快適に過ごすためには、地元や地域社会から理解されることが、最も大切なことである。 しかも地元の人々の要望や「思い」に対して、誠実に対応していくことが、最終的な「潤い」や「癒し」のある空間デザインに繋がっていくのである。

ハードである「もの」とソフトである「こと」との共有が必要なのである。

 

 

 

左:ビュー           中央:西断面       右:正面からの断面

左:正面図          中央:正面からの断面B    右:平面図(屋上駐車場)

当社の宅地開発の設計・監理基本方針

現況地形を利用する。

宅地の雨水浸透層を設置

北側傾斜の地形を最小限の形質変更を行う。市道側のU字溝保護のために、地先境界ブロック(120×150)及び可変側溝カルバート(300)を設置。防災対策として、浸透層(幅2.0m、深さ300及び600)を設置。のり面は、全線にわたり、植生マットを設置する。

区域西側付近

既設U字溝を更新及び保護する。

宅地のり面保護のため、植生マットの設置

地先境界ブロック及び可変側溝カルバート(消音型)を設置する。

区域東側付近

防災対策を万全にする。

植生マットと雨水浸透層

のり面保護のための、植生マットおよび雨水の地下浸透を図るための浸透層の設置する。

完了検査後

・建築計画の設計・監理の基本方針

基礎の検査

西側浸透層の幅及び厚さの計

 

躯体検査

東側浸透層の幅及び厚さの計

完了検査

北側浸透層の幅及び厚さの計

当社の3つの特徴

豊富な経験と高い技術力

宅地造成等規制区域内のRC擁壁の設置

当社には豊富な経験と高い技術力がございます。これらを生かし、あらゆるニーズにお応えいたします。

地域密着型

宅地開発区域内の造成工事

当社は、地域に密着して事業を行なってまいりました。周辺環境や地域の特性など、地元だからこそ把握していることを生かし、きめ細かいサービスを提供いたしております。

時間をかけたカウンセリング

RC擁壁の設置状況

お客さまごとにきちんとお時間をとり、丁寧なご説明を心がけております。お客さまにご納得いただけないままお手続きを進めるようなことは一切ございません。安心してご相談ください。

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Fax:0438-72-6245
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お気軽にお問合せ・ご相談ください。

代表者プロフィール


shigeru・ yamada
 
資格

一級土木施工管理技士
一級建築士
建築基準適合判定者(建築主事)
宅地建物取引士、住宅性能評価員

行政書士

業務経歴
千葉県木更津市都市部金田・岩根事業課長土木部木更津駅東口整備課長、都市部下水道建設課長、建築指導課長、(

千葉県立職業訓練校講師(法規)

都市計画課長、経済部産業立地課長、

土木部長、環境部長を経て、退職。

 その後、民間建築確認検査機関(ユーディアイ確認検査(株))で確認検査員、住宅性能評価員,瑕疵担保責任保険検査員などを経て独立。

 

 

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株式会社建築カフェ 
一級建築士事務所 県知事登録第1-2112‐8217号            宅地建物取引業  県知事許可(1)第17643号

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